施工費とは塗装職人の施工に対する費用で人件費のことです。
外壁塗装の工程には、「高圧洗浄」「養生」「塗装」などがありますが、その各々に人件費がかかってきます。
適正な施工費かどうかをチェックするには、
”どんな工程でどれくらいの平米数のどことどこをどのような塗料を使って工事するのか”
まずはこれを明らかにしなければなりません。
まずはここを明らかにしないと、それに対する人件費など算出しようがないからです。
外壁塗装の費用は家の大きさだけで決まると思っている方も多いですが、実はいろいろな要素が絡んでいて、だからこそ『適正価格』を出すことが難しいんです。
家の大きさはもちろん、劣化具合もそれぞれ違いますし、どんな塗料を使うのかも違います。価格を抑えるために雨樋などは塗らなくていいと思う人もいますし、どうせ塗装するのなら全部塗ってほしいと思う方もいます。
なので、まずは建物自体を見せてもらい、家の大きさや劣化状況を確認した上で、家主さんの意向を確認しないと見積もりが出せないんです。
このあたりをクリアして大まかな見積もりを作成した上ではじめて、それにかかる人件費を考えることになります。2人いれば十分なのか?3人必要な工事なのか?それが分かるのはどういうことをする工事なのかが決まってからというわけです。
ある程度、家の状況を確認し、必要な工事、不要な工事を家主さんの意向に合わせて見積もりを作ります。
それを見せてもらい、見積もりだけで自分の家がどういう感じで塗装工事されていくのかがイメージできない場合は、遠慮せずに確認するようにしてください。
不透明な部分があると、そこに付け込んで悪いことを企む業者が必ずいます。
それに、完工後にイメージと違ったとしても後の祭りです。そうならないためにも見積書を見ただけでどういう工事をするのかがイメージできるまで、何度でも業者さんとの話し合いをしてください。
「やってもらえると思っていた」「やってくれるって言った」
いくら言っても、見積書に記載がなければどうしようもありません。
相場を知るための記事もいくつか用意していますので、各工程の相場を把握して見積書を解読してください。