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ラジカル塗料の役割・特徴

記事のもくじ

ラジカル塗料

ラジカル塗料は2010年代に発売された比較的新しい塗料です。

これまでの外壁や屋根塗装に使われていた、シリコン塗料、フッ素塗料のデメリットを補うべく、次世代塗料として徐々に広がりを見せている塗料です。

ラジカル塗料が登場するまでは、塗料のグレードは4段階に分かれていました。

アクリル < ウレタン < シリコン < フッ素

ラジカル塗料はシリコンとフッ素のちょうど中間のグレードです。

近年はこれを踏まえて、

アクリル < ウレタン < シリコン < ラジカル < フッ素

と、表記されるようになりました。

ラジカル塗料のメリット

コストパフォーマンスが高い

シリコン塗料はフッ素塗料に比べると耐久性は劣ります。しかし、価格が3割〜5割ほど安くなっているため、塗料としての性能を十分に備えている人気のある塗料です。

そのシリコン塗料とほぼ同じ価格帯でありながら、フッ素塗料に引けを取らない性能を持っている。

これがラジカル塗料の一番の魅力でしょう。

塗装する場所を選ばない

ラジカル塗料は、伸びがよく密着性に優れ、作業性が非常に高い塗料です。

形が複雑で入り組んだ外壁や屋根でも、比較的スムーズに塗装できます。

サイディングやガルバリウム、モルタルやコンクリートにも、種類を問わず塗装が行なえます。

優れた耐候性

ラジカル塗料は、塗膜の内側から劣化を防ごうと頑張ってくれる塗料です。

従来の塗料は、塗膜面の保護力で紫外線や雨水をブロックすることに特化していましたが、ラジカル塗料は塗膜の力に加え、内部の制御システムも加わり、ダブルの力で紫外線のダメージを防ぎます。

ラジカル塗料のデメリット

知名度がまだまだ低い

業者さんのHPやチラシ等でも、ラジカル塗料の名前を挙げているところはほんの一部です。

出はじめの塗料であるため、取り扱った経験がない業者さんもまだまだいるため、取り扱いの確認は必須です。

施工事例が少ない

新製品の特徴でもありますが、取り扱った業者さんが少ないということで施工事例もまだまだ少ないのが現状です。

今の時代はレビューや口コミが、購入を決めるきっかけになるため、使用した人の感想が少ないことがデメリットです。

結論

シリコンとほぼ同価格にも関わらず、フッ素にも負けない耐久力雨を保つ塗料。

しかし発売間もないということで、施工事例、実績が希薄。

どうしても使用したい場合は、業者さんに頼んでデータ収集してみるのがいいでしょう。

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