価格、性能、特徴、耐久年数。。。
どうやって選べばいいの??
でもここを分からないままにしてしまうと、ボッタクリのカモにされがちなので、しっかりと理解して塗料を選べるようになりましょう!
記事のもくじ
ウレタン塗料
ウレタン塗料とは、
“一定の耐久性(耐候性)がありながら低価格”
という魅力があり、ひと昔前までは外壁塗装の主流でした。
ですが、このウレタン塗料、近年の外壁塗装ではあまり選ばれなくなっています。
大きな理由としては、ウレタン塗料よりも耐久性が高く、価格帯も手ごろなシリコン塗料が登場したこと。
シリコン塗料の登場により、ウレタン塗料が選ばれることは少なくなっていったのです。
こういった理由から、近年はシリコン塗料が主流となっています。
とはいえ、ウレタン塗装が消滅してしまったというわけではありません。
ウレタン塗料のメリット
価格が安い
ウレタン塗料の最大のメリットは何と言っても価格の安さ!
一定の耐久性がある
ウレタン塗料には、紫外線や雨などから住まいを守る性能を備えています。
一定期間この効果を保持する耐久性を持っていますが、一般的に言われているウレタン塗装の耐久性は、約5年〜7年と言われています。
ウレタン塗料のデメリット
他の塗料と比べてしまうと耐久性が低い。
メリットでお話したとおりあくまでも一定の耐久性は備えています。
しかし、シリコン、フッ素などその他の塗料と比べてしまうと、耐久性は低いと言わざるを得ません。
長期スパンで考えると割高です。15年や20年という耐久性をもつ塗料はもちろん割高ですが、長期スパンで考えると割安になるという特性があります。
年数割コストのポイント
例)将来的に45年住む予定の一般的な大きさの家の塗装
ウレタン塗料で72万円の施工で7年の耐久性。
つまり7年毎に60万円という費用がかかり、45年の間に6回の施工が必要になります。つまり総額で360万円かかりますね。
ウレタンと比べると割高ですが、フッ素塗料で施工した場合を考えてみましょう。
フッ素塗料の場合15年の耐久性がありますが、一回の施工で88万円かかります。
45年住むためには3回の施工が必要となりますが、ウレタンと比べてしまうと1回の施工で16万円も割高です。
しかし、45年住む家に必要な総額は264万円。何と100万円近くお得なんですね。
塗装は長く住む家には絶対に必要なもの。
一時的な見方ではなく長期的スパンの視点も大切ですね。
結論
ウレタン塗料は、安いけど耐久性が短いからダメ!
というわけではなく、特徴を捉えた上でなら優秀な塗料です。
とにかく安く抑えたいという要望や、それほど長く住むつもりがないという方にとっては重宝する塗料なんです。
自分の要望と、塗料の特徴を一致させて、後悔のない施工をしていきましょう!