塗り替えするとどんな効果があるの？

建物を保護してくれる

別の記事でもお話しましたが、外壁塗装は『建物の見た目を良くする』だけではないんです。

常に紫外線や風雨に晒されている建物を、『保護』する役割もあるので、家の耐久性、寿命を高める効果もあるんです。

例えば”フッ素系塗料”は特に耐久性に優れています。フッ素系の塗料の特徴は、外壁にしっかりと吸着する性質なので、塗料がより外壁に密着することになります。その効果で建物の耐久度を抜群に高め、長期間に渡り建物の老朽化を防いでくれます。

カビやサビなどの防止性能

カビやサビなどを防ぐ性能を持つものもあります。防カビ性、防錆性に優れた性能を持つ塗料も今はたくさん良いされています。

さらに藻や苔などの発生を抑えるものであったり、自分のライフスタイルに合った特殊な塗料も、諦めずに一度探してみるといいでしょう。

狭い日本といえど、住んでみるとその土地の風土や特殊な気候により、家の外壁は様々な影響を受けます。住んでいる場所に適した塗料を使用することで、外壁の劣化やダメージを軽減することにもつながります。

防水性能

外壁というものは湿気や水分に弱いという性質があります。しかし、雨や雪などが内部へ侵入しないように、長期間に渡り守らなければなりません。

それを助けるために外壁を塗装するんです。

外壁の塗料が剥げてしまうと、簡単に水分や湿気によって劣化し、ひび割れや破損の原因となってしまいます。そうなってしまうと、建物内部の構造にも影響を与えてしまいます。

だから塗料には防水の効果をもたせてあるんです。雨や雪による水や湿気による劣化の進行を和らげる、雨漏りなども防ぐことができます。

塗料の種類によっては、『水分を遮断しつつ湿気は通す』という優れたものもあります。透湿性が高いと結露の防止などの効果も期待できるんです。

断熱・遮熱性能

実は塗料の中には断熱や遮熱効果があるものもあります。

夏の間は涼しく、冬の間は暖かく、建物の中を適度な状態に保てるという優れものです。

遮熱の効果は、字の通り熱を反射してくれる効果があります。夏の強い日差しによる外壁や室温の上昇を抑え、冷房効果を高める効果も期待できます。

断熱の効果は、遮熱のように夏だけでなく、冬場の暖房効果を高めてくれます。外気の影響を受けにくくし、夏冬ともに十分に節電効果の恩恵を得ることができます。

外壁の塗料が節電、省エネに貢献してくれるということを知っている人はまだまだ少ないです。

遮音性能

塗料に遮音性能をもっているものがあることを知っていますか？

最近では近隣の騒音を気にする方が多いです。外からの騒音はもちろん、内部で子どもたちが騒いでいたりすると、近所迷惑ではないかなと心配になってきますよね。

でもそのためだけに高価な遮音壁を設置するとか、もっと壁を厚くするなんていうわけにもいかない。。。

そんな時には遮音性能を持つ塗料で外壁塗装をしてみてください。近隣の生活音であったり、車の通り過ぎる音などを遮音することができます。

セルフクリーニング性能

私はこの業界に入って初めてこの性能を知りました。

”セルフクリーニング”というのは、外壁に付着した汚れを雨などと一緒に洗い流してくれる性能です。

土や泥、砂埃などで外壁が汚れてしまっても、外壁に染み込みにくい性質を持っているので、雨水が流れるだけで一緒に流してくれるうという、自浄作用をもっています。

外壁に付着した汚れから、ひび割れなどの損害につながってしまうことも多くあるため、自浄作用のある塗料を用いることで、外壁の寿命を伸ばすというこにも期待がもてます。